FC2ブログ
2019年10月/ 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

プロフィール

FC2カウンター

彼も同じ月、見ているかな

ジャニじゃに情報

お友達のみなさま

カテゴリー

ここ1年で見た映画(^.^)

☆☆☆

ガンバレかめさん

2008年02月02日 (Sat)

小説風幻想「月光」 第2回

先行情報として、携帯に大阪ドリボのお知らせが来ました。
短いですね~
更なる激戦でしょうね。

亀ちゃんが、しばらく大阪にいるんだね。
こんなところからだと、東京も大阪も大して違わないはずなのに、
ちょっとでも近くに、しばらく居るって想像するだけで、なんか嬉しくなってくる。
見に行けるかどうかと、また別にね。




       →よかったらパチコーンとおひとつ・・・



【More】










          「月光」   第2回


顔を見て、手を握って、抱き合っていれば埋まる心のささくれを、言葉で埋める作業を重ねてきたんだよね。
だけど、それはお互いの中で自信にもなっていった気がするの。
心の中に静かに溜まってゆく、和也の言葉たち。
時間も余裕もなかなか出来ない彼がくれる、それはそれは大切な、私への言葉たち。
泣きじゃくる私は、我慢しすぎることなく、素直に彼に気持ちをぶつけることで、距離を縮めたかったみたい。
そういう気持ちは、彼は解っていると、いつも言ってくれてた。

「離れてて、顔が見えねえんだから、なんでもちゃんと伝えて来いよ。」

こうして私が泣きじゃくっても、わがまま言っても、いつもしっかり受け止めてくれた。
この人になら、何でも話せる。
この人になら、何を言ったって、ちゃんと聞いてくれる。わかろうとしてくれる。
ただ見ていたときの‘好き’と、今の‘好き’は、だからちょっと違う。
和也の中に広がる、果てしないくらい大きな気持ちが、‘好き’。
それは、しばしば‘心地よい’にも通じるくらいのもの。

彼は随分前から、私の中に住んでいるって、いっつも彼を思ってるから、そうだって思っていたのに、
彼の大きさを感じるたびに、同時に私は、彼の中に住まわせてもらっていると、そう思う。
そして、いつも優しい言葉をくれる。
あまりにも大切な、大好きな人・・・。



これから、彼はぐっと一層仕事に集中していくんでしょうね。
私に何が出来るのか、今は見当もつかないけれど、これから手助けになることがあれば・・・そう願ってた。
すると、
「舞台始まったらさ、見に来いよ。こっち来いよ。」
突然彼がそう言った。

和也の住む東京・・・。
実はまだ一度も和也に会いに行ったことはなかった。
和也が何度かこっちに来てくれて、会っていた。
『そのうち、来いよ・・・』とは言っていたけど、こうしてはっきり言われたのは、初めて。
舞台を、和也の舞台を見る・・・。
和也に会いに行って・・・。
心が躍った!

「いい・・・の?」
「なんで?」
「だって、舞台って大変そうだから、私がいたら、邪魔じゃないかな・・・って。」
「んなわけねえだろ?かりんが邪魔とか、ありえねえし。
しばらくずっと、こっちから動けねえしさ。な、俺んち来いよな。」
ちょっと照れてる顔が浮かぶ、ぶっきらぼう気味の声。
こういう時は、いつもすらすら優しく話して慰めてくれる声とは全然違って、短い言葉を並べる彼。
多分あまりメディアには見せない、照れ屋の彼。

「休み取ったりとか、あんだろ?俺はできれば千秋楽は見て欲しいけどさ。
ま、どの日がいいか、考えとけよ。
詳しい公演日程、あと1週間位したら出るらしいからさ。
席は俺が取るから。な。」
「うん。わかった。ちゃんと考えて、お休み取るよ。有給あるから、準備しとけば大丈夫だと思うよ。」
「そっか!じゃ、楽しみにがんばろっと。」

「じゃな。」
「うん。おやすみ・・・」
「おやすみ。かりん。 俺の夢見ろよ。」
「うん。 見るよきっと、和也の夢。」
「じゃな。」
「うん・・・」


『俺んち来いよな』・・・・・このフレーズが、心地よく耳から体中にこだまして、なんだかドキドキして・・・ううん、ワクワクなのかな?・・・嬉しかった。
顔が熱くなっちゃうみたい。
またほんの少し、和也に近づいた気がする。
ね・・・楽しみに頑張るのは、和也だけじゃなくて私もだよ。
『俺の夢見ろよ』・・・電話を切るとき、和也はよく言う。 照れてるときは、特によく言うかな?
自分がいること忘れるな、頼りにしてろ、信じてくれてていいから・・・・・そんなことを詰め込んだ言葉の様に聞こえるよ。
そして、溢れるくらい私の心にいっぱいの『和也が好き』を、どんと受け止めてくれてる気がする言葉なの。
キザに聞こえるこの言い方が、私は好き。
たくさんの人の夢に出てく、忙しい彼だけど、自分から『夢見ろよ』って言うのは、きっと私だけ?かな?
嬉しいんだ。
本当に、また和也の夢見ちゃいそうだな・・・。


電話を切って、カレンダーを眺めていてふと思い出した。
そういえば、今年から私の職場では、お盆の休みは決めずに、7月から9月の間で各部署で調整した上で、好きな時に1週間の休暇を取るという方式に変わるという話だった・・・
舞台は9月・・・和也のとこ、行く時に使えるじゃない!やった!
きっと和也も喜ぶよね。
舞台中、しばらく一緒にいられる。和也のとこで。
ちゃんとお休み取れるまで、内緒にしておこうかな? ビックリさせちゃおっと。





やがて、舞台の打ち合わせや稽古が始まった。
詰めた話し合いをし、スタジオで汗を流して、夜には歌詞や台詞を懸命に覚えているようだった。
だけど、その間にも容赦なくいくつもの雑誌の取材が入り、テレビの収録が入る様子。
相変わらず、必ず毎日来る和也からのメール(和也いわく、私だけの為のブログ)を見ていると、休みは殆どなく、たまに1日あっても、ぐったり寝ていて、台詞覚えと、お洗濯とゴミ捨てするだけで終わっちゃう・・・そんなこと書いてくれる。

『洗濯とゴミ捨て』・・・面倒くさそうにやってる和也を思い浮かべる・・・。
普通の時期なら、ふふって笑ってしまうかもしれないんだけど。
でも、今の和也がそれをやるのは、酷な気がするくらい、ハードな毎日ってことは知っているから。
私にだって、そんなことなら出来るのに。
だけど、どうしようもないんだもん。 もどかしいよ。ただひたすら。

和也の近くでうろうろしていると、和也に迷惑がかかることを一番恐れてはいたけれど、私は私で、どうしても今はここで、この仕事で、自分の足で立っていたかった。
それでも、お付き合い始めてしばらくしてから、東京にいくことも少し考えてはみた。
傍にいたい。近くで暮らしたい。いつでも会えたらどんなにか・・・
和也は特に何も言わない。
『来い』とも『来るな』とも言わない。
でも、一度だけ、こっちに来てくれた時、帰りに送って行った空港の駐車場で、「一緒に飛行機乗っちゃう?」って、ちょっと真顔で言ってくれたことがあるよ。
驚いて、嬉しくて、彼の顔見つめて、首を縦に振りそうになったその瞬間!
「冗談だって! チケット取ってねえし。 ごめんごめん。」
そう言って、笑って。
そのまま帰っちゃったんだけど・・・。
きっと私の答えは、わかってくれてたんだよね。
だから、答えさせないタイミングでごまかしたんだよね。
何だかそんな気がしたの。
気持ちだけでは動けない現実。
和也の立場は、それがはるかに厳しい。
さっきの言葉を口にした後で、その現実が彼の頭をよぎったのは、見つめてた何秒かの彼の瞳の中に、私も感じてた。
だから、あの言葉は大切に胸にしまってあるの。

彼の瞳によぎった現実を感じた上で、私は頷こうとしたの。 あの時はね。
けれど、私も和也のそばにまで行くのは、まだ実際問題としては考えられなかった。
だからやっぱり仕方ない。
二人とも、そういうの、行きつ戻りつ抱えて、その上でこうして離れてお互いを想う日々を重ねているんだから。
これから先の未来、私たちはどうしたらいいのか、どうしたいのか、どうできるのか・・・
それはゆっくり考えていければいいなって思う。
でも、今、何かできるかもしれない今、飛んで行かない、行けない、行っちゃいけないかもしれない・・・・・そんな私。
ごめんね・・・和也。 ごめんね。
何もかも捨てて、今すぐ向かえない。
とは言っても、現実をぶち壊しても、それが正解とは限らない。
だけど、浮かぶ言葉はやっぱり、「ごめんね」・・・なの。
好きだから、傍にいたいから・・・「ごめんね」なの。



関連記事
スポンサーサイト



編集 |  19:09 |  小説風幻想「月光」  | CM(6) | Top↑

コメント

●管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2008.02.03(日) 13:49 |  |  【編集】
ごんままちゃん、こんにちは。

「月光」って素敵な題名ですね。
併せてこのテンプレにしたのかな~。
和也とかりんの物語、あらたに始まって嬉しいです。
身近にいれば肌を寄せあって埋まる心のささくれを言葉で埋める作業
そうか~、遠恋ってしたことないから、そういうことなのね~、なんて。
普段は我慢していても、どうしようもなく寂しいとき、辛いときは
その心を素直にぶつけることも大切なのかも。
読んでてそんなことを思いました。
かりんの心の動きをまたこれからも楽しみにしてるね。
もちろん、和也のこれからも!
樹梨 |  2008.02.04(月) 13:34 | URL |  【編集】
●隠しコメさま
ありがとう。ものすごく嬉しい言葉です。
でも、才能はないよ。
構成考えたりとか、工夫したりとか、全然ないもの。
書いてるうちに思いついてくこと、また書く・・・の繰り返し。
言葉だけ、言葉だけは選ぶけどね。
強くて深い愛なら、あなたのほうが余程持ってると思うけど、そういう二人が書けているのなら、こんなに嬉しいことはありません。
起承転結がね・・・下手だけどね・・・・・
ま、ゆっくり見てってください。
ありがとう。
ごんままっち |  2008.02.06(水) 16:31 | URL |  【編集】
●樹梨さま
題名、気に入ってくれた?
そうなの・・・お話に行き詰ると、テンプレ作る・・・・を繰り返してきました。
いったいどれだけいじったでしょう~~
やりたくてもできなかったこともあったけどね。
ほめて頂けて、とっても嬉しいです。

私も、遠恋とか知らないのよ~まったくの想像で創造なの。ほんとの経験がある人には、どう映るか不安ですが、そこはね・・・幻想ってことで~
かりんの気持ちに注目してくれるのって、樹梨ちゃんらしいね。
のろのろだけど、がんばって進めて行きます。
ごんままっち |  2008.02.06(水) 16:37 | URL |  【編集】
●管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2008.02.08(金) 01:39 |  |  【編集】
●02-08 Fri 01:39 隠しコメさま
ありがとうございます。
そうして、何回も読んでくれるなんて・・・本当に嬉しい。
その部分ね・・・
特には意識して書いてはいなかったの。でも自分でも読み返してて、本音というか、願望だなあって気がついた。
なんだか、これからしばらく、そういうのが出てくるかも?
やっぱり、おっしゃってくださるように、自分に還ってくるものがあるんだよね。少しだけ荷物が降ろせたりとかね・・・
自分が出るよね。
だけど、それさえ気持ちいい。
押し込めとくよりは、どれだけ幸せか解らない・・・から・・・

私も読んだよ!!大感激でした!!
想像と合ってるのって、感動ですよね~
でも、買えないやつは、自分に都合のいとこだけ、覚えて帰ってきてるかも?
ずるいで~す。(笑)
ごんままっち |  2008.02.08(金) 17:14 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

URL
コメント
パス  編集・削除するのに必要
非公開  管理者だけにコメントを表示
 
 | HOME | 

パスワード

Calendar

最近の記事+コメント

記事一覧(月別)

メールはこちらから・・どうぞ

人気のページは?

♪♪♪

NTTコムリサーチ             

アクセスランキング

ブログ内検索