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2008年04月11日 (Fri)

小説風幻想「月光」 第13回

今日はようやく良いお天気になってくれました


昨日も大雨警報と強風警報。
台風でしか倒れたことない、モッコウバラを絡ませてるラティスが、吹き飛んで倒れちゃって・・・
たわわについてる蕾は無事だし、根っこのあるものなので、起こせばいのだけど、なんせ、重たくて!

また、昨日の昼下がりに、雨の中、ガソリン入れておこうと車出したら、少し走って異常音が!
怖くてたまらず、止めて見てみたら、右の後ろのタイヤが、ペッチャンコ!
ほぼホイールで走ってた。
怖かったよ・・・ぞっとした。
ゆっくりまた家に何とか引き返して・・・
日産に電話したら、人がいなくて行けないからって、すまなそうに・・・
それでJAFに「スペアタイヤに換えられない私を助けてもらえますか?」って電話した。
おじちゃん、雨と風の中、ささっと換えてくれて。会員だもん、タダ。

その後すぐに日産へ。
換えたばかりのタイヤ、壊れてたら・・・!と思いましたが、大丈夫で。
また、釘とかじゃなくて、バルブが取れてたって。
結局・・・タダ!

めちゃくちゃびびった割には、タダで収まりました。
つかね・・・
そういう問題じゃなくて、亀ちゃんに怪我がないか・・・とか、ちゃんと大阪行けるのか・・・とか。
ちょっと青くなりましたよ。
でも、禊ですわ。
トラブルは事前に与えられたわけよね。

今日、娘が学校終わって準備したら、実家行くけど、今からトラブったら、もっと慌てるよ。
ましてや、乗った新幹線に・・・とか。もっと困る。
全ては、準備として。そう信じて。




うちはまだだけど、チューリップも咲き始めてるところも。
うちには、つつじ第1号が咲いてました~
CIMG0751.jpg

花が次々に咲いて、きれいな季節。
・・・・・草も元気良く伸びてて、眺めにくい庭ですが・・・

ドリボ終わって、正気に戻ったら、頑張ってきれいに・・・
ああ~でも、帰ってきた週は、スケジュールが何かと、ものすごいことになってて。ため息ですけど。



だけど、帝劇も梅田も行けるなんて、贅沢すぎる、私の大切な「今」を、十分楽しんできます。
彼のところへ、行ってまいります。





       →よかったらパチコーンとおひとつ・・・






では、お話のつづきを。



【More】










   「月光」 第13回


寝る支度をして、ベッドルームへ行き、そおっと和也の傍へ滑り込もうとすると、

「かりん・・・・・。痛ぇ・・・。」

和也が起きていた。
枕もとのスタンドで、小さな明かりをつけると、眩しそうに眉を寄せた額には汗が滲んでいた。

「傷むの? 眠れなかった?」
「ううん・・・寝てたんだけど、目が覚めた・・・」
「麻酔が切れてるのかもね。 確か、痛いときに追加で飲む薬あったよね?」

私、さっき、リビングを片付ける時に、薬袋を眺めていたんだ。
(亀梨和也って書いてある・・・)
なんて、バカなこと考えながら。
でも、それでいま自分がいる場所を、確認したりしてたんだ。

「うん。 病院でもらった・・・」
「じゃ、持ってくるよ。」

リビングに行って、薬とお水を持ってきた。
ぱくりと飲んで、そおっと横になる彼。
私はまだ湿っている床にひざまずいて、指先はさわれないから、彼の腕をそおっとさすってあげた。

「痛さから気が紛れるよ・・・」

目を閉じたまま、そうつぶやいた。



しばらくそうしていると、かすかな寝息が聞こえてきた。
眠れてる和也。私がさする手を感じながら、眠りについたんだね。
良かった・・・。
イライラさせた自分を、すごく疎ましく感じる。
ごめんなさい・・・。

閉めたはずのカーテンのわずかな隙間から、一筋の月の光が、優しく彼の顔を照らしている。
長い睫毛、柔らかい唇、途中で角度の変わる鼻、さらりと流れるような髪の毛が、その光で浮き彫りにされるかのように浮かび上がってる。
柔らかな光、そして影。
ずっと見ていると、思考が止まる。
見たこともないような、世界の果ての雄大な景色の中に放り出されたみたいに、その陰影の世界に吸い込まれそうになる。
カメラマンなら、迷わずシャッターを押してしまうような・・・
古い時代なら、和歌を詠んでしまうような・・・
たとえ手段がなくとも、心に焼き付いてしまうような・・・
(き・・れい・・)
頭に3文字がよぎって、ハッと気がつく。
こんな時に何を考えてるんだろうと、止まってしまった手を再び動かした。
そおっとそおっと、ゆっくりゆっくり彼の腕をさする。
止めたら起きちゃいそうな気がして・・・。
出来るだけぐっすりと眠って欲しくて、手を止めたくなかった。


月は時間と共にゆっくりと、天空での位置を変えてゆく。
差し込む細い光の角度が変わって、次第に怪我をした指先へと、その光が届いてきたの。
それはエネルギーに満ちた、でも、安らぎの光。
彼の怪我を癒してくれる魔法の光に思えて仕方なかったんだ。

(どうかその光で、彼の傷を癒してください。 
 彼の持つ、回復力を増大させてください。
 彼が、不安なく明日の仕事に立ち向かえるように。
 力を下さい。 私の生きる力を使ってもいいです・・・)

月の光に、そう祈った。
自分では何も出来ない。何の役にも立たない。
だから・・・嬉しかった。
月が力を貸してくれた気がして、差し込む光が、彼へと届いてきた光が、ただ嬉しかった。

私にはそこまで位しか、記憶がないの。
気がついたら、ベッドの上の端っこで、和也のほう向いて寝てたんだ。
その時、月光は、朝の強い日差しへと変わっていたんだ。




次の朝、和也はかなり元気だった。
熱はなく、あれから痛みで目が覚めることもなく、眠っていたって。

「やっぱ、シャワー浴びねえと、仕事行く気がしねえ。」

起きてきた和也は、そう言って裸になっちゃう。 そして私のほう向いてニヤリと笑う。
カーテン開けてなかったからいいものの・・・ったく。

「かりんも一緒に!ねっ!」
「え~~? それはないよ。 洗ってあげるのはいいけど、それはないよっ!」

朝ごはんの支度を途中でやめて、彼の背中を押しながら、バスルームへ行く。

「どうしてだよ~ケチだなあ・・・」

ふくれっ面の彼。
だって、こんなに明るいのに、恥ずかしすぎるって!
それに・・・そのまま変な気?起こして、・・・・・ってことになって、また痛みが出たら大変だよ。
今日も、仕事が、たくさんの人が待ってるんだよ。
そういうことは口には出さずに、ジタバタする和也に、シャワーのお湯をかけた。
今から仕事に行く和也の身支度を手伝うのは、何だか緊張しちゃうね・・・・・。
なんだか・・ね・・・ほら、身内みたいでさ。




パンとコーヒーとスクランブルエッグとグリーンサラダの朝ごはん。
トーストは細く切って、親指と人差し指でつまんで食べられるようにした。
そうしたら、包帯が汚れないよね。

「今日は、夜公演だけなんだけど、帝劇行く前に、病院寄るんだ。
包帯はずして、目立たないやつに替えてもらわなきゃなんねえし。
また、怪我の様子見せて、下手したら、ドクターに劇場まで来てもらうかもしんねえって。
痛くなったとき、注射打ったりしてもらうのかな・・・」

食べながら、あっさりと話してるけど、きっと不安だよね。
実際に幕が開いて、舞台が始まった時、どれだけの痛みが自分を襲うのか、想像したら怖いよね。
そう考えると、余計なことが言えず、気の効いた言葉が見つからなくて、

「きっと、大丈夫だよ!」

そう言った。
それがあっさりしすぎてて、彼の気に障ったのか、

「お前には、舞台って生でやる怖さは、到底わかんねえよな。
そんな、簡単なもんじゃないんだぜ。
俺一人の肩に、どんだけいっぱいのもんが、かかってっか・・・。
見に来る人の夢・・・なんて綺麗なもんから、なんかあれば、払い戻しなんかの金のことまで。
おまけに、俺自身の評価がかかってる。
俺には、サラリーマンみたいに、ポジションは保障されてねえんだ。
こんな肩書きですって、出す名刺に書くポジションはねえんだよ。
いつだって、誰だって、代わりはいる・・・それをいつも感じてなきゃなんねえ。
多分出来る・・・じゃ、次がねえんだ。
絶対やれる・・・でなくちゃ、生の舞台には立てねえんだよ。」

下を向いて、フォークでサラダを何度も強く突き刺しながら、低い静かな声で、でも厳しい口調で一気に言った。



「ご、ごめんなさい・・・」

それ以外に言える言葉があるだろうか?
和也の心は、そう簡単に癒せるはずなんてなかった。
舞台は続いてる。 気持ちの切り替えなんて、している暇はない。
そんなことしたら、せっかく繋いできた気持ちの糸が切れちゃうよね。

最悪の条件で望む今日の舞台。
不安と焦燥が彼を包み込んでいた。 私には入り込めない・・・。
勝手にここへ来たこと、彼にとって良かったんだろうか?
ペースを狂わせてはいないだろうか?
彼の明るい笑顔が見れたものの、この疑問は私の心に次第に暗雲になって広がっていく。
毎日が真剣勝負。 あまりにも厳しい自己管理を課している彼。
座長という立場は、やはり彼自身にナイフを向けさせているんだって感じてしまう。
多分、怪我した自分を責めてるんだろうな・・・。
だから、こんなすごい仕事が出来るんだろうけど。
だから、たくさんの人が彼を信頼してくれるのだろうけど。
だから、私も彼を愛したのだけれど。
私はどうしたら・・・どうすべきなのか・・・。
私が考えなくちゃ、そして決めなくちゃならないよね。




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