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2008年05月23日 (Fri)

小説風幻想「月光」 第20回

ええっと・・・ごめんなさい。また放置期間長かったなぁ~
前回記事では、コメントでそれぞれの事情等、お話聞かせてくださって、共感やアドバイスなどいただいてしまいました。
本当にありがとうございました。
あの後、一騒動ありつつ、結局釣りについてって、何もせず歌ってました・・・


何にも書いてないときって、時間的に書けない時もあるけど、気持ちが書けない時もあるんですね・・・
言葉にするのが怖い時っていうかね・・・

でも、見には来るわけ。自分のところ、覗くようにして見に来るわけ。
そこで、コメントとか拍手とかあったらさ・・・すっごく嬉しいんですね。
一人ぼっちじゃないことを、感じるの。
でも、昨日、散々ほったらかしのとこなのに、コメレスだけ書いて、時間切れだったんだけど、
訪問者の方が、たくさんでびっくりです。

最近やたらコメレス書くのに力が入っちゃうのですが、そういうのを読んでくださる方もいらっしゃるのかしら?とか、ふと思ったりして。
いやいや、一体いつまで、お話をほったらかすんだ!って、覗いて帰られただけかも?ですが・・・。




シングルがさ、亀ちゃんの1しか予約できなくて、先日都会まで、○協仕事で行く前の日に、片っ端から電話して、やっとやっとゆっちたちの3を手に入れました。
めちゃくちゃ嬉しかったです!
どこも、けんもほろろに「完売いたしました」で終わってたから。
売り場には「早稲田大学、入学おめでとう!中丸くん!」ってタグが手書きで貼ってありました。
でも、2は絶望ですわ~すごい人気だ!
半年くらい待って、ちゃんとした値段の中古が出たら、買いますわ。




日曜日、運動会なんです。
小学校最後ですよ~
天気予報は、今日から雨で、明日も雨で、日曜日には晴れるはずが、まだ降ってこないのです。気配もないのです。
雨がずれ込んで、日曜に降ったら、月曜が運動会。
お弁当2回作んなきゃならなくなるよぉ~ちょっと不安です。
家は子ども一人だし、1000人近くいる学校だから、見たい時ってほんの少しで、待ち時間ばかり長かった運動会ですが、さすがに今年は、応援団にも入ってるし、ちょっぴり見所も多いから、楽しみなのにな。
お天気恵まれますように・・・
去年の運動会、思い出すわ・・・
亀ちゃんのことばかり、ずっとずっと想ってたな・・・想いながら娘を見てたな・・・



では、お話も出します。
実は、書くのをサボりすぎてて、ストックがあと少ししかなくて。
また間が開いたら、ごめんなさいです。






       →よかったらパチコーンとおひとつ・・・



【More】











  「月光」    第20回



次の日、帰る私を見送ると言って、スーパーの仕事を午後にしてもらったと言う母と一緒に、港まで歩いた。

「バスが良かろうもん。」
「いいと。せっかく来たんやけん、天気も良かし、また歩いて帰りたかと。」

荷物を持ってくれる母とは、ちょっと照れくさくて話がうまくできなかった。
途中で、自転車に乗った、同級生のお母さんと、たまたますれ違う。

「あらあ!かりんちゃんやろ? 久しぶりやねえ! 帰って来とったと?」
「お久しぶりです。 夏季休暇で久しぶりに帰ったったんですけど、いまから戻るんです。
純子ちゃんは、どうしてますか?」
「今二人目が、お腹におるとよ。 上が幼稚園やけん、予定日が近づいたら、またおばちゃん、手伝いにいかなならんとよ。
上のがちょろちょろちゃんやけん、大変かとけどね。」

そういいながら、とっても嬉しそう。

「よろしく伝えてください。」
「はいはい。 かりんちゃんは、まだ一人ね?」
「はい。そうなんです。」
「はよ結婚して,お母さんば安心させないかんね~ 
そしたら、元気でね。」

颯爽と自転車にまたがって、行ってしまわれた。



こんな田舎では、こういう話も普通のこと。
黙ってる母がちょっと気になった。
肩身の狭い思い、さびしい思いさせてるのかも知れない。 ごめん・・・

「あんなふうに言いよんしゃったけど、結婚すれば、安心ってことはなかよ。
あんたは、いつでも心配の種たい!」
「悪かったね~~」

二人で笑った。




港に着くと、帰りの船の切符を買ってくると言って、母が売り場のほうへ行ったので、携帯を見てた。
和也からのメールはなかった。
次第に、気持ちが重たくなっていく。
もしかしたら、とんでもない事しちゃったんじゃないのかな・・・。


戻ってきた母が、紙袋を渡してくれた。

「上等の鯵、お土産。 冷凍しとけば、いつでも食べられるけん、5枚買ったよ。」

港で売ってる、観光客用の高いもの。
ちゃんと、銀色のクーラーバッグに入ってるものだった。

「ありがと。 じゃあ、元気でね。」
「あんたも、元気で頑張らんとね。」
「うん。」

短い会話だったけど、それ以上はなんだか目頭が熱くなりそうで、言えなかった。
そのまま、船に乗り込んだ。




デッキから振り返ると、港の隅っこのほうに立ってくれている母を見つけた。
お互いに声を掛けるでもなく、手を振るでもなく、ただ見つめあってた。
じっと立ったまま、お互いの目だけは離れなかった。
たった3日間だったけど、母の懐の温かさに包まれてた気がする。
和也以外の人の前で、泣いたのなんてどれだけぶりだったろう。
船が出る。
徐々に遠くなる、小さくなる母の姿。
どれだけ小さくなっても、なぜか、目が合ったままだって解る。
不思議な感覚だった。
親子・・・。

ついに姿が見えなくなってしまってから、中に入って、腰を下ろした。
干物の紙袋を、カバンにしまいこもうとすると、中に白い紙のようなものが見えた。
取り出してみると、母の字。

    久しぶりに会えたね。
    なんだか、かりんが、とっても大人びて見えたよ。
    かりんの大事な人は、鯵とか魚が好きなのかな?
    この島のだったら、きっと美味しいって思ってくれるでしょう。
    遠くの人なのかな?
    たぶん東京の人なんだろね?
    行きたいとこがあるなら、かりんが思うように行っていいからね。
    お母さんのことで、迷ったりしたらダメよ。
    一番大事なものは、しっかり見据えて、大切にしなさい。
    一番を、ちゃんと一番だって心に決めたら、
    それを伝える努力もしなきゃ伝わらないよ。
    もしできるなら、美味しいお魚たべさせるから、今度は一緒においで。
    体だけは気をつけて。

古びた便箋に、走り書きのように書いてあった。
文字がにじんだ。涙が流れてた。
便箋にぽとりと落ちた。


勘違いなところもあるけど、私が考えてること、おおよそ解っていたんだね。
お菓子も、何気なく食べながら、何も言わなかったけど、東京のだって思って見てたんだね。
敵わないや。 母の大きさ。
ありがたいや。 母の暖かさ。
和也のことを、大切に思ってる人のことを、見抜いてた。
ありがとう、おかあさん。
また考えるよ、ちゃんと考えるよ。一番な人のこと。
いつかこの島に、一緒に来ることは、もうできないかも知れないけど・・・。
船は進む。
始めてこの島を出た、高校卒業したての頃と同じように、不安と、母への思いを乗せて。
一人で生きてくのかも・・・・・決意を乗せて。




和也からのメールは届かないまま、自分のマンションにたどりついた。
無我夢中で真夜中に飛行機のチケットを取り、転がり出るようにして、ここを出てから、ずいぶん長い時間が経った気がする。
駐車場で改めて自分の部屋を見上げて、ため息をついた。
ピンクや紫色など、微妙なニュアンスで彩られた夕焼けが、やたらときれいだった。
また和也を想っていた。


郵便受けには、いろいろなDMやチラシが入っていた。
ガサガサと、その中の物をつかんで、重たい足取りで自分の部屋に向かう。
鍵を開けて、部屋へと転がり込む。
むっとした空気。
和也からの電話を待って待って、ただ和也のことだけ思ってすごした夜がよみがえる部屋。
窓を開けて、冷蔵庫の冷たいお茶をコップに注いで、テーブルの前に座り込み、郵便物を整理した。

「・・・・・あっ!!」

思わず声が出る。
いつか鍵が送られてきた時と同じ、事務所の封筒。
差出人は書いてない。
でも、でも、間違いない。和也の字だ。
封筒を持つ手が、震えた。
中を見るのが怖かった。
テーブルに置いたまま、しばらく見つめていた。
気がつくと、あたりはもう暗い。
立ち上がって、電気をつけて、振り向いて封筒を見たとき、ついに、『開けなくちゃ』と思えた。
はさみを持って、また座る。
封筒にはさみを入れた。

中には、帝国劇場のチケットが1枚。ただそれだけ。
千秋楽のチケットが1枚だけ。
他には、何も入っていない。









『おかけになった電話は、電波の届かない場所にいらっしゃるか、電源が入っていない為、かかりません』
寂しいアナウンスだよな。
携帯の電源まで切ってんのか?
俺からの連絡は、拒否ってこと?
俺には、何にも言って欲しくないってこと?
ある程度、意を決してかけた電話だったのに、かからねぇ。かけられねぇ。
どうしたらいいんだよ。
絶対にそっちには行けないスケジュールが、こんなに恨めしいことってないぜ。


こんな心の中でも、全てしまい込んで、俺は「カズヤ」になる。
ならなきゃなんねえ。
それしかねえ。今目の前にあること、ガッツリやってくしか、俺の生きる道はない。
逃げられない。逃げたくない。
きっと、きっと・・・・・そういう俺のことは、そういう姿勢だけは、かりんは解ってくれると信じてる。
いや・・・信じたい。


千秋楽終えるまで、連絡はしねえよ。
それまで、何にも考えないようにして、「カズヤ」になる。
俺がやらなきゃならないこと、今はそれだって決めたよ。
そうじゃなきゃ、かりんに会えないしな。
スケジュールのことじゃねえよ。
気持ち。
やり遂げてからじゃなきゃ、俺の言葉に説得力なんてある訳ねえから。
こんな俺の最終日、見に来てくれるか?
お前のために取った2枚のチケット。
最後の最後の公演の1枚だけを、お前に・・・
何にも言えない俺の、言葉にできねえ言葉。
それだけを届けるよ。





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編集 |  17:36 |  小説風幻想「月光」  | CM(3) | Top↑

コメント

●管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2008.05.23(金) 19:20 |  |  【編集】
●管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2008.05.23(金) 22:34 |  |  【編集】
●隠しコメさま
丁寧に丁寧に読んでくださって・・・ありがとう。
いやはや、あなたのほうがずっとコメントは素晴らしいですよっ。
かりんちゃんの母親に負けじと暖かいもん。
二人の気持ちを、そっと見守るように見ているあなたの視線も、実は大好きだったりします。
その応援や、叱咤の気持ち!それそれ!
それもらうと、書いた私はほっとします。なぜだろうね・・・

私はこんなにすごいお母さんじゃないって思うよ。
きっとあたふたするって思うけど。
でも、娘は可愛いって言うよりも、大切って感じなんだ。
なんか主張されたら、頭ごなしになることも多いんだよ。
でも、こんなに弱ってたら、それがわかる存在でいなきゃ・・・だね。そんなこと思ってみる。

かりんは、かりんのままで。そして・・・・・
肯定されることって、いつもあなたからもらってる気がするけど、そういうことって、生きててホントにないんだよね・・・
「それでいい。いいんだよ。」
そんな言葉や気持ち、もらわずに生きてるんだよな~なんて。
だから、私はこのお母さんを書いてしまったのかもしれない・・・なんてことも思ってみる。

いつもありがとう。いつも・・・ごめんね・・・。いつも、感謝してるよ。




ごんままっち |  2008.05.28(水) 17:12 | URL |  【編集】

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