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2008年09月22日 (Mon)

小説風幻想「月光」 第22回

上田くんのコンサート、大盛況でラストまで突っ走ったんじゃないでしょうか?
娘が気にしてて、毎日のように「あ、始まった・・・」「もう終わったかな・・・」を聞き続け、ドリボやコンサート中の自分を客観的に見ているようでした。

昨日のプレミアム、まだ、見ていないんだよね・・・
新聞に、嵐とV6しか載ってなくてさ~分量はどのくらい出てくれたのでしょう?

今夜、見れたら見ます。楽しみなんだけどっ!うふふ。



土曜日だったっけ?
ドラマスペシャルってのがあって、鹿児島の知覧から飛び立った神風特攻隊を見送った15歳の少女たち・・・なでしこ隊の話。
このドラマ、実話でドラマの中に織り込まれるようにして、実の人物がちゃんと出てこられて。
特攻で飛び立った若者たちは、22歳、23歳って歳ばかり。
「笑って征きました」と、伝えてくれ・・・と頼まれる。
何十年も経って、兵士の婚約者と会った時、言っちゃうのよね・・・「本当に心から笑っていかれた方などいません!」って。
事実を伝える重みが響く。
わずか15歳で、次々と死にゆく兵士たちを見送った少女たちの深く刻まれた想い。


婚約者に最後のラブレターを書いた兵士もいた。
「逢いたい。話したい。・・・・・どうか朗らかに」と綴られたラブレター。
もう涙を止めることが出来なくて、ずっとずっと泣いていました。
60年以上たった今(だと思うけど)、その恋人の軍服が親戚の方のお宅に保管されててね。
相手の女性が、箱を開けてみるの・・・
「まあ・・・」って言葉はそれだけ。
手にとって、持ち上げて、顔を近づけて臭いをかぐようにしていたと思ったの。
そうしたら、泣いていらした・・・・・
私も一緒に号泣してた・・・・・
軍服をだけど、きっときっと、彼を抱きしめて泣いてらしたんだと思うの。

そんなにそんなに、好きだったのに、いえ、今だって大好きなのに、断ち切られた想い。
時間は止まったまま。気持ちは消えない。
断ち切ったのは、病気でも事故でもなく、戦争・・・・・つまり、「人」だってこと。
結んだ心を、紡いだ時間を、あまりに冷たい刃物で断ち切る・・・戦争。


たくさんの人に見ていただけたら・・・と思わずにはいられないドラマでした。


泣き続ける私を、主人は驚いて見てたようです。
24時間テレビで書きましたが、こんな人の心の苦しみなどに敏感に反応するようになったのは、彼に出会ってからです。
涙は彼がくれたんだって書きました。
ドラマ見て、悲しくて、辛くて泣きながら、それでも彼がくれたものを、自分の中の彼を感じていました。
それだけで、幸せだとそう思えました。

こんな私が描く物語を、続けますね・・・・・





       →よかったらパチコーンとおひとつ・・・



【More】










   「月光」 第22回


迷いながらも、和也には結局連絡しないまま、飛行機に乗っている。
この前は、曇った気持ちに鮮やかな空の色が、手厳しかったけど、今日の気持ちは少し落ちついていた。
和也は、私の唯一の、そして一番の人。それをはっきり手のひらに掴んでみたら、気持ちが落ち着いた。
だって、この気持ちは、今の和也が何を考えて、私に千秋楽を通して何を伝えてきても、きっと変わらない礎のような気持ちだから。そう思えるから。
母のお陰かも知れないね。



羽田に着いて、モノレールに乗る。
モノレールの窓は大きくて、外向いて座る席があるから、この前と同じようにそこへ座ったけど、やっぱり東京の空は、青さが弱くて、そして、空が狭いな・・・
ビルが空高くまでそびえ立ち、道は幾重にも重なって、立体的な街だって思う。
流通センターなんて、ビルの切り口が見えるような感じ。
人々が空中で生活しているみたいだ。
和也の舞台、今日は2公演。この時間は休憩時間かな。
楽屋って、窓はあるのだろうか? 外の天気も分らないまま、午前中劇場に入って、暗くなってから帰る和也の毎日。
あの和也の部屋からゆっくり見れるのは、やっぱり夜空くらいなんだろうな。



浜松町から、山手線へと乗り換え、東京駅に着いた。
ごそごそと、ホテルまでの地図を取り出して、どの出口から出るのか確かめ、天井に書いてある矢印を頼りに駅を抜け、ホテルまで歩いた。
そういう、いかにもよそ者!って動作が、気楽に出来るところ、東京駅。



ホテルにチェックインして、一息ついて。もう夕方。
せっかく来た東京だし、夕飯もつけていないので、街へ出た。
下調べどおりに、歩いて銀座のほうへ行き、なんとなく時間を過ごす。
人込みに紛れていると、感覚無しに時間が過ぎるから楽。
きらびやかなお店は、気後れして入れない。だから、ぶらぶらと眺めながら、通りを歩く。
晩御飯に、お蕎麦を食べた。
和也の好きなお蕎麦。東京のってどういう味なのかな・・・って思って。ちょっと高かったけど、奮発した。
ウィンドウに見本があった、「鴨なんばん蕎麦」と言うのを注文した。
東京は何でも塩辛いってイメージだったけど、鴨肉が入っているつけ汁は甘めで、最初は濃かったけど、次第に薄まってちょうどよくなるの。
驚いたのは、ざるそばのように冷たい麺を、温かいつけ汁につけるってこと。
冷たく食べたいのか、温かく食べたいのか、なんだか中途半端。
四季を通じて空調の効いた場所ならではの食べ方?
それとも、昔からあるのかな?
一人ぼっちは、そんな細かいことを話すことが出来ない。感想を分け合う人もいない。
和也に話したくなる。
和也に伝えたくなる。誰よりも、一番に。
そんな自分に、安心して、そして、不安だった。



ゆっくりとホテルに戻る途中に、可愛い雑貨のお店を見つけた。
せっかく銀座まで来てるから・・・と覗いてみた。
とある食器に目が留まる。和也の千秋楽のお祝いに・・・と、買うことにした。
真っ白のつやつやの包装紙だったから、真っ赤なリボンをかけてもらった。
でも・・・・・
お店を出て、歩き始めてから思いつく。今回和也に会う約束はしていないんだった・・・。
もう随分連絡も取っていない。
(いいや、いざとなれば、持って帰って送ったらいいや・・・)
一人で過ごすコツ。それは逃げ道を作ること。立ち向かうのに怖い壁が出てきたら、逃げ道を用意してから臨む。
ぶつかって壊れた時に、自分を支える人を長いこと見つけられなかった私の、処世術のようなもの。
完全に立てなくなる前に、逃げ道を使う。
いつもの癖が、また出てきていた。




ホテルに戻り、まずテレビをつけっぱなしにして、お風呂に入ったり、またチケットを眺めてみた。
でも、ひどく落ち着かなかった。誰かと話したいような、和也の歌ってる姿が見たいような、見れないような。
何かしていないと落ち着かないのに、ここではすることがない。
すると、友達からメールが来た。
彼女も近頃は忙しそうで、しばらく話していなかった。私も細々としたことは伝えられなくて、だから、いつ舞台を見に行くかも、とうとう知らせないでいた。
自分のことだけでいかに精一杯なのか、身に沁みちゃうよ。




===かりんちゃん、ちょっと久しぶり。いよいよ明日で終わりだね。
    亀ちゃん、どんな気持ちでいるんだろうね?
    あ、自分で決めたルール、はみ出してるじゃんね!ダメだね、私。
    かりんちゃん、明日は見ないの?
    私、明日早く発って行くんだよ。
    急だけど、ギリギリセーフでチケが手に入ったの。
    もしかして、もう、東京だったりして?
    隣に亀ちゃん居たりして?
    あ。ごめん。ごめんなさい。
    明日行くのなら、ちょっとは会えないかな・・・なんて思いついてね。
    ほら、久しぶりだもん!ね!===

===メールありがとう。
    当たりだよ!東京に居るよ。
    でも一人だよ。ホテルに泊まってる。
    ちょっとね・・・いろいろで、彼とはしばらく連絡してないの。
    明日来るんだね。会いたいね。
    始まる前にお茶する時間あったらな・・・どう?===

===うん、到着時間からして、そう長くはないけど、あるよ、時間。
    そっち着いたらメールするよ。
    私、一人だからさ。話したいことあったら聞けるから。
    久しぶりだよね。楽しみだな~
    あ、もちろん舞台もだけどねっ!(笑)===




遠くの友達と会うなんてこと、すっかり抜け落ちていたし、久しぶりだし、連絡くれて会いたいって言ってくれて、とても嬉しかった。
和也とのことを告げていても、前と変わらず接してくれる彼女だからこそ、どこまで話していいのだろうかと、迷う時もあるのだけど、彼女はきっと、そういう私の一人ぼっちになってしまうことがある気持ちや、彼女にとっても、あまりに大切なはずの和也のことを、心底思いやってくれているんだと思う。
自分でルール決めたからって、和也のことは聞かないっていつも言ってくれるけど、ファンとしていろんなこと知りたい気持ちが溢れそうになるのと戦ってくれてるのも解ってる。
嬉しくて、ありがたい・・・どう感謝したらいいんだろうな・・・
私と話してると、余計な苦しさがあるはずだと思うのに。
和也といろいろあって・・・とメールに書いても、話したければ聞くから・・・と、まるで母に言われた言葉のようだね。
とても、心の大きな人だよ。
私も見習わなくちゃいけないね・・・。





眠れない夜になった。うとうとしては、目が覚める。気がつくと、びっしょりと寝汗をかいている。
夢をみていたような気がする。また舞台の裏にいた。何故か高いところにいて、和也が舞台を駆け回り、汗びっしょりになって戻ってきて、大急ぎで着替えをしたり、奈落を通って上手から下手に移動したり・・・。
順調そうに見えるのに、はらはらして、怪我しないように、怪我する場面を見ませんようにと、そう願っては目が覚めてた。
夢の中でふと気がつく。和也がどんなに動き回ってても、私とは一定の距離があった。
私は空中に浮かぶように、離れて彼を見ていた。
目が覚めるたびに、その距離に傷ついたような気持ちになっていた。
違う・・・私は、和也のこと、空中で見つめていたいだけじゃない。あの時みたいに、そおっと体を洗ってあげたように、なんでもいい、和也の役に立ちたい。
ハーネスで出来たあざを、そっと撫でて、その痛みや苦労を自分の手ですくいとってあげたいのに。
もっと傍に・・・居たい・・・のに。
そんな風に感じて傷つきながら、一方、自分の望みをやっとはっきり見つけられたような、そんな夢だった。



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コメント

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 |  2008.09.22(月) 20:20 |  |  【編集】
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 |  2008.09.23(火) 17:25 |  |  【編集】
●09-22 Mon 20:20 隠しコメさま
ありがとう。こうしてコメント下さって、本当にありがたく思っていますよ。
そうですか・・・モノレールですね。
このお話、帝劇に行けなくて苦しくて、死にそうで書き始めたけど、結局行けて。
だからこの辺りからは「想・東京」とダブってくると思います。だからこそのリアルだとも言えますが・・・
モノレールは景色が良く見えるし、地元の人より、まだまだ東京に用がある人が多い場所で。
羽田に着いた後は「来たんだ~」って感慨。帰りはまさに思い出抱えて切なく座ってて。
見える景色は、東京らしくもあるけど、川とか学校とか見えると、自分の場所を思い出したり・・・

そうして、ご自分に重ねて読んで頂いて、嬉しいけど、やっぱり私が出てきますか?
いいのか、悪いのか・・・仕方ないですね~ちょいと体験記にもなってしまってますね。
ご自分の東京も思い出しながら読み進んでくださいませ。

特攻のドラマ、見てた?Pちゃんも見てて、同じようにたくさんの人に見て欲しいって書いてた。嬉しかったな・・・
実在の人物が流す涙は、ドラマとは比にならない重さがありましたね。
製作スタッフに拍手を送りたいです。
亀ちゃんにも見て欲しいですね。
ごんままっち |  2008.09.25(木) 17:30 | URL |  【編集】
●09-23 Tue 17:25 隠しコメさま
そっか・・・ありがと。
私と話せば話すほど、そうなっちゃうかな?
結局は自分を発信、とも発散ともつかない放出をしているのかも知れません。
「一人で過ごすコツ」ですか・・・なかなかのツボを突かれましたね~ふふ。
だけど、私としては、そういう捕らえ方なのに読んでくれるってことのありがたさだよ。
こうして言葉もくれて。ほんとに嬉しいです。

かりんはまだ、どうしたらいいのかは、はっきり掴めないまま、とにかく東京まで行きました。
あとは1枚のチケットだけが頼りです。他に目的も行動の目途も何にも持ってない・・・
初めて踏み入れる帝劇。彼女が感じることを見つめてください。
ごんままっち |  2008.09.25(木) 17:38 | URL |  【編集】

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